ステンレス(SUS304)溶接金網の錆び (金網屋どっとネット)
ステンレス(SUS304)溶接金網を使用して外部
の手摺や面格子に御使用になる案件で、「錆び
た部分があるが本当にステンレス材(SUS304
を使用していたのか?」という御質問があり
ます。まずステンレスは絶対に錆びないのでな
く錆びにくいという特性があるという事を前提
に説明しますと、錆びる場合は下記の条件にな
ります。
ステンレスの表面に軟鋼・亜鉛・アルミニ
ウムなどの異種金属が長時間接触または連結した状
態で放置され、間に水分(湿気・結露等)を含むと、
電池作用によりこれらの異種金属が腐食を起こし、
鉄分が溶け出した錆が発生します。これはステ
ンレス自身が錆びたのではなく「もらい錆」といいます。以上のことから異種金属との接触は
できるだけ避 ける必要があります。とはいえ空気中には鉄粉や御使用になる場所の環境にも関
係しますので、ステン レス製品をいつまでも美しく保つには、定期的なメンテナンスが必要で
す。また、使用時には環境や条件に適した鋼種の選択が必要です。 ステンレス溶接金網の錆び
の問題になる部分はほとんどが『網の交点部分』です。線材が交差した部分 ですから、雨風で
自然に流れる事が少ない為、上記のような状況が発生し「もらい錆」をうけたものと考 えられ
ます。
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