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金網加工＆施工事例集／金網加工工程編
金網加工工程編⑧-1 枠付金網端部溶接
スポット溶接 or アルゴン溶接(カゴ加工共通)
枠に金網をスポット溶接仕上
枠に金網をアルゴン溶接仕上
時の端部の仕上がりの比較例
です。右のアルゴン溶接仕上げ
は、手や物が触れる箇所や溶
接強度が必要な場合は必須で
すが、それ以外の場合は、スポ
ット溶接仕上だけの方が加工コ
ストは安くすみます。
詳細はお打ち合わせにて。
金網加工工程編⑧-2 スポット溶接機
金網枠加工と治具
標準的なスポット溶接機(金網加工)
上下銅チップに挟んでスポット溶接
金網をテンションをかけて加工
金網加工品製作に不可欠な工程にスポット溶接があります。金網
の線径の太さや網目にもよりますが、板状の物に比べて比較的細
い線材でできた金網製品を溶接するには、スポット溶接が有効で
す。製品加工は基本的に都度条件が変わる別注対応ですから、加
工時には金網の網切れやひずみ等に注意し、完成品に必要な要件
を満たす為に様々な工夫が必要とされます。加工冶具等は、ほぼ
手作りで職人により作成されます。継続品や多量の金網加工には
左下のような製作冶具を作り対応しています。
スポット溶接用銅チップ
金網加工冶具の一例
スポット溶接後サンダ−仕上
簡易スポット機
金網加工工程編⑧−3
線材加工（曲加工その他）
線材曲機
線材プレス曲機
材小物を曲げる冶具とプレス
機です。線材の種類や曲げの
角度等の条件で工夫して使用
します。加工上、曲げ加工部
は必ずRがついてしまいます。
ほぼ直角にするには溶接で仕
上げるしかありません。
金網加工工程編⑧−4
金網に特化した加工方法
物ならスポット溶接は研磨や電
解研磨仕上をしても跡が残る為
不向きです。左画像はアルゴン
溶接後ＨＬ研磨仕上。
金網の種類にもよりますが比較
的様々な形状に沿う事は出来る
反面、溶接での網切れや腰がな
い為の自立性の問題、加工強
度が劣るなど、金網に特化した
加工方法を綿密に探っていく必
要があります。
金網加工工程編⑧−５ 加工機
1例 曲げ機・ロ−ル機・プレス型
線材曲げ機
金網を伸ばすレべラ−
金網の型抜きの金型
します。色々な角度も調整可能。
フラットにする為に必要です。
りプレス加工で対応します。
これらの機械でさまざまな金網の枠やカゴ用の骨材または補強
の部材を製作します。そしてさまざまな溶接などによる金網の
接合には、その製品に応じた冶具をつくり対応します。
金網等の線材製品は板厚がある金属材料に比べ、多少形状が
動かしやすい半面、強度がなく加工しにくい、また溶接などでは
溶けやすいなどのデメリットもあります。
金網加工工程編⑥
目視検査と梱包
面仕上げに出す前に、溶接に
よる線切れやひずみ等の目視
でわかる加工不良をチェックし
ます。線の細い金網は、対物
にも弱いので、運搬や運送便
での出荷などの梱包にも当然
注意が必要です。
金網加工工程編⑦ ストレッチ加工
幅で30ｍ巻の平織金網等をコンベヤ−ネット
のように溶接等で連結して、その内部側の両
端を円形のロ-ルでテンションをかけながら回
転させ、金網の波打ちなどを矯正する目的で
加工します。最終的には金網の全長が伸び
(31〜32ｍ）ますのでもとの30ｍにカットし
て再度巻き取ります。耳付の金網の矯正など
に比較的多く用いられます。
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